医療に関しての不満はありますか?アメリカの医療は保険制度がなってない!とご心配の方が多くいらっしゃいます。が、貧困でなければ、保険制度はかなり充実しています。

まずは全体像をご理解ください。こちらのサイトは充実していると思います。

http://www.kenkouhokenusa.com/abouthealthinsurance.html

一通り読んでいただければだいたいの仕組みはわかるのですが、私はよい地域に住むことをまず目指し、その後、HMOに加入することをおススメします。HMOの指定医がかなりの医療技術を持っている地域では、自己負担額が非常に低く抑えられます。少し辺鄙なところや、田舎サイド、日本人医師という偏りを求める場合には、PPOがいいと思います。

私個人は、San Francisco Bay Areaに住んでいたので、Stanford Universityにくっつているひどく医療技術の高い病院があったため、それを使えるHMOを使っていました。歯科・眼科などを網羅したものですが、1か月3万ほどで、すべてが使えていたので、自己負担額はさほど要りません。特別な、エクストラのケアの際に、自分で決断すればいいだけでした。特に歯科に関しては、日本に戻ってきて8年が経ちますが、まだあの頃のアメリカの技術に追いついていない感じがしています。当然、皮膚科・内科・整形外科なども同様で、並ぶ制度や待ち時間も含め、完全主治医制度でない分、不安や知識の足りなさ、安定感や信頼、施術の選択肢や技術などなど、まだまだ不満が多いままで、日本の医療は全体的に低く感じてしまっています。

よい教育を受けて、それなりの地域に住み、英語に問題がなく、自分でも医療知識がそれなりにあれば、やはりUSの医療は最高と言えます。悲しいことには、これに、「ある程度の経済的安定があれば」というのも付け足さねばなりませんが、移住を考えているみなさまは、ある程度であれば経済的安定は準備できるのではないかと思うのです。

http://nurse-web.jp/hoken/usa0817/

家族が多いと、1か月15万の医療保険料がかかるというのも、まったく嘘ではなく、現実的な数字です。けれども、世界最先端の医療の選択肢が開けているというのは、そもそも東京や大阪などの都市に住んでいても、みなに開けているチャンスではないのではないでしょうか?

みなさまにはそれぞれの考え方があるとは思いますが、健康以外に、生命が可能な限り続く以外に、より大切な物事があるかどうか?を考えていただければ、それにお金がかかるのは論理的だという結論になるかもしれないですし、人の生命は等しく尊いと思えば、医療費が安い国への移民ももちろん選択肢としてはアリです。けれども、待ち時間や紹介、その他を考えると、救える生命も救えなかったり、問題に気づけるような医療がなかったりなど、機会の問題でもあると思うのです。

備えができ、実際にその備えが強大な力を発揮するという意味では、私個人はUSの医療制度は捨てたものではないと思えるのです

貧乏でどうしようもなかった私が、世界最先端と言われる医療を選ぶことができることに、私は椎間板ヘルニアだと診断された当時、非常にびっくりしました。世界で5本の指に入る、と言われた台湾人の医師による執刀で、びっくりするほど早い回復力だったばかりか、その後、健常者とさして変わりなく暮らせており、椎間板が2枚ないことをしばしば忘れるほどです。

歯科も同じことで、歯周病の症状が出るのも10年近く遅かったですし、その他、いろいろな意味で、健康すぎて90歳か100歳まで生きてしまったらどうしよう!お金のほうが足りない!と思うほどです。

リタイヤし、高齢になっても、チョイスは多くあります。日本語を話すスタッフがいるホームもあれば、集合住宅もあり、いろいろな意味で、チョイスは日本よりもまだまだ多いステージです。日本がいつか追いつくのでしょうか?

このAccessibilityというのがひとつ、米国の医療のいいところです。日本では、紹介状や高額医療費、待ち時間などがあり、Accessibilityが低いのが、最も苛立ちを感じるところです。

さらに、実際に医療行為を受けるためにに費やす時間も長く、待ち時間は悩みどころです。アメリカでは完全な主治医制度のサークルに入ることができ(特にHMO)、ドンピシャの時間ではなくとも、15分以上待たされることはこれまでありませんでした。検査などでも同様で、日本ほど待たされることはなかったです。今も時間を捻出するのが億劫で、人間ドックも延び延びになっていたのをようやくいってきたのでした (・・;)主治医制度は、専門家を即座に紹介してくれるので、Accessibilityに問題が生じないのです。

もうひとつ、知識や技術のアップデートの率が違うのは、ライセンス制度でしょうか?医師も看護師も、米国ではPractice(実際に施療できるため)を継続するには、ライセンスを更新する必要性があります。日本では、志の高い人は行っていますが、一旦医師免許や看護師免許を取ったのち、何も学ばない人たちも山ほどいます。それを大きく広告してくれているわけでもないので、この見分けがつきにくいので、実際に通い続けるまで見極めがつきにくいのです。

この信頼度がそもそも違います。アメリカの医療、個人的には悪くないと思いますが、みなさんはどう考えますか?

In this Nov. 5, 2009 photo, first year medical students dissect a cadaver at a gross anatomy lab at Georgetown University Medical Center in Washington. (AP Photo/Charles Dharapak)