個人的にトランプ大統領は嫌いです。かわいげも感じないし、ジョークにも笑えません。むろん、ルックスもまったくNGです(笑)。それは、私が在米しており、彼がたくさんのTV番組に出ていた頃からずっと変わらず、当時から私は、彼のパワーゲームスタンスには到底賛同できなかったからです。

 字幕を付けてお楽しみください。憎々しい感じだったのですが、個人的に好きな人は好きかもしれません。

報道の密度や正確度には差があり、本人でも側近でもなく、遠く離れた日本でどのように今後を見ればいいか?と問われたら、楽天的な私としては、「アメリカという生命力が、たったひとりの大統領によって、弱々しく乏しくなるとは思えない」ということでしょうか?逆に、どんなに素晴らしいと評価された大統領がいても、アメリカはやはり移民の国で、多様性によって進んできたわけです。

みんながあちこちで思った通りのことを表現し、表現しないまでも考え、思った通りの人生を暮らし、それが儘ならぬ場合にはポップカルチャーやその他で憂さを晴らし、それでもやはりLife goes onとなっていく、という印象です。

これが大統領の評価ランキングです

アメリカ大統領ランキング 真ん中より下にある表は、それぞれの項目をクリックすると順位が変わります。時代によって捉え方が違うのがわかります。

DonaldTrumpがMr. Presidentと呼ばれるようになった日、U.C. Berkeleyのキャンパスに通っていた頃のBush vs. Gore の大統領選時のことを、思い出してしまっていました。当時、思想的左の具現化が60年代からの校風だったBerekeleyでは、「Bushが大統領になることはありえない」という、なぜかの想定から物事は進んでいました。ですから、あの11月は多くの学生たちは絶望したのです。おそらく、今回は、あの数倍ほどの驚愕だったのではないかと想像しています。なぜならば、Bush Jr.にはテキサス知事という肩書や、父親も大統領だったことや、兄弟も政治家だった等の素地はあったのです。けれども、今回は、ビジネスマンバックグラウンドで、政治家としては至って浅い年月の経験しか持っていない人ですし、TVでも好き嫌いがはっきり分かれていることは、自明のことだったからです。U.C. Berkeleyに通う人であれば、おそらく政治態度としては8割近い割合で支持できないはずです。

東海岸のIvy Leagueと、公立校であるU.C. Berkeleyとの熱度やバックグラウンドには大いなる差があるので、ここはご理解ください。ただし、「隠れTrumpファンはZEROだ!」とは言い切りません。この世には絶対値など、めったにあるものではないですから。

今後、Mr. Presidentはいろいろやってくれることでしょうが、支持率の動きや国際関係などを見ていくと、任期が8年になることはないでしょう。任期途中で辞任した人は、WatergateのNixonニクソン大統領のみで、暗殺で副大統領が代理をしたケースしかあとはありません。4名います。

暗殺されたアメリカ大統領たち

それでもアメリカはアメリカの姿勢のまま、この生命力をアップダウンはあれどそれなりに維持し、このままの方向性で行くのです。たったひとりの大統領が、どの程度の差を生むか?という問いはあまりに愚かです。物事を中長期に見て行けば、ひとりができることはさほど大きくはありません。どちらか(政治の場合は右派と左派)に寄れば、必ず片方に戻ろうとする作用が生まれます。全体的に見れば、真ん中付近で落ち着くはずなのです。それは、統計学でも正規分布以外のデータがなかなか生まれないことでも証明されています。

アメリカ移住は、政治について考えていくよりは、むしろ、自分が住んでいた国との以下の差異について考えてみたほうがいいでしょう。

・ 仕事

・ 文化

・ 経済活動:買い物含む

・ 物価

・ 住宅

・ 教育

・ 宗教

・ 交通手段等のインフラ

・ 趣味楽しみ

などなどは、政治で大きく左右されていくかどうか?アメリカは大きな国です。たとえば、たとえDiva(歌姫)と言われる人であっても、これだけインターネットが使われるようになっても、メガヒットになるまでには1年ほどは悠に掛かります。ですので、これらの範囲に、トランプ大統領がどれだけ変化をもたらせるのか?というのは、微々たる範囲の微々たる量でしかないと思われます。

人はやはり自分によく作用するものを優先して選び取ります。あまり必要以上に心配しなくてもよさそうです。