日本各地に動物園・水族館があり、今現在も多くの人々で賑わっている。

娯楽の為や子供の教育の為に人々は動物園に出かけるが、

この行為は人類や動物の為に役だっているのであろうか?

否、私は「動物園に行く=動物虐待に加担・サポート」と考える。

動物園・水族館の問題点は

①動物を狭い場所に監禁し自由を奪う

②過った動物教育を人々に与える

③近親交配により貴重種の遺伝子に問題が発生する、

以上三点である。

 

動物を狭い場所に監禁し自由を奪う:本来動物とは人間に家畜化された者を除き自然の中で生きて行く事が当然である。

狭い檻の中に一生監禁され自分の好きなように移動する事も出来ず、

好きなものも食べられず、昼夜分かたず衆人環視の元に置かれる。

150年ほど前の万博にはアフリカの黒人の見世物小屋があったが、やっている事は同じレベルである。

人類が人類に対してこのような行為を行う事は、人々を奴隷状態に置くことであり恥ずべき行為である。

まして弱い立場の動物に対して行っても良いわけがない。水族館で客寄せパンダ的な存在の一つにイルカショーがある。

そのイルカは一体どこからやってきたかご存知であろうか?もちろん水族館で生まれた子もいる。

だがその元となるイルカの多くは和歌山の太地町や静岡の伊豆地方からである。

かの地方では伝統的にイルカの追い込み漁をやっている。

食用となるイルカもいるが、生き残ったイルカを水族館に売り飛ばしているのだ。

これはまるでアフリカ大陸における黒人奴隷狩りと同じではないか。

イルカと同じように多くの動物が人間の利益の為に動物園・水族館に売り飛ばされている。

人も動物も一つ一つの命の重みは同等であるので、我々は野生動物の自由を奪う権利は無い。

 

過った動物教育を人々に与える:動物を通じて動物園・水族館で自然・環境教育を行おうとする試み。

自然の大切さを教えなどと言っているが、そもそも動物園・水族館は人工的に作られた施設。

このような施設で出来るのであろうか?大自然の中で伸び伸びと生きている動物を見て、自然の偉大さや地球環境を守ろうという意識も湧く。

人間が管理している施設内の動物を見ても、人間が自然を支配・管理出来るという傲慢さを感じるだけである。

自然・環境教育を子供に行うのなら大自然の中に自ら入って、動物や自然と一体となる事が一番である。

 

近親交配により貴重種の遺伝子に問題が発生する:動物園・水族館では希少動物の保護の名目で多くの動物が飼育されている。

しかし多くの動物園・水族館では、同一種は数頭~数十頭しかいない。

近親交配を防ぐために施設同士で融通し合ったりする例も多いが、環境の変化によりうまく交配が出来ない例も多い。

貴重種を自然から奪っておきながらこれでは全く意味が無い。そもそも貴重種を増やそうと試みるなら動物園に展示する必要は無い。

一か所だけでは病気が発生した場合全滅する可能性もあるので、2~3か所程度の施設で繁殖・保護活動を行えば良いだけである。

今の日本国内のパンダは理想の真逆の存在だ。

中国政府は外交カードとして保護・繁殖させているパンダを利用し、日本人もパンダをまさしく客寄せパンダとして利用する。

営利目的の為に多くの貴重種が絶滅の淵に立たされている。

 

動物園・水族館の存在によって多くの雇用が発生し、その存在をなくす事はもはや不可能である。

多くの動物が人間の隷属化に置かれているが、我々にも出来る事はある。

それは動物本来の姿で展示できない施設にお金は落とさない事である。公共施設・民間施設にしろお金が無ければ維持管理出来ない。

旭川の旭山動物園程度の行動展示が出来ないレベルの施設は動物を展示する資格は無い。

お金を落とさない事によって運営者の意識を変えさせ、より動物にとって居心地の良い環境にさせる、もしくは採算悪化で施設の閉鎖に追い込む。

施設の閉鎖によって、引き取り手の見つからない動物は殺処分されてしまう。大変心苦しいが、負の連鎖を止める事は出来る。

動物園・水族館以外にも多くの娯楽施設はあるので、本当に質の良い動物園・水族館だけが残れば十分である。